2012年6月30日土曜日

送別会。

写真中央は私の上司にあたる石川琢也氏である。今回、古巣の東京海上に戻る。ご栄転である。彼は慶應大学経済学部を優秀な成績で卒業し、柔道の有段者でもあるので間違いなく文武両道の猛者なのだが、余興の時には、ハメを外す。いつも、女装して和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」を歌う。しかし、私の方が芸達者であるので、どこで笑っていいのかがわからず、幾分、消化不良を起こしてしまうレベルの芸であった。もう少し、サプライズとゆーか、捻りが欲しかった。但し、そのサービス精神は大いに評価できるし、今後の伸びしろもあるだろうから、スキルアップしてがんばってもらいたいと思う。どうもありがとう!

2012年6月29日金曜日

人身事故。

早朝に野暮用があり、上野発6:12の常磐線快速に乗った。なので松戸には6:32に到着する筈だったのだ。しかし。
日暮里駅ホームに車両が滑り込み減速したのも束の間、軽いリアクションとともに、全体が急停止した。しばしの沈黙。3分ほど経過したのち、車掌がアナウンスした。「当車両におきまして、人身事故が発生しました」と…。飛び込んだのは女性のようであるのだが、私は速やかに下車し、山手線で西日暮里まで行き、千代田線に乗換え松戸に到着した。ロスタイムは約20分。この日、6万6000人の足に影響が出たという。
私が乗っている電車に人が飛び込んだのは、これで2回目である。なんとなく気持ちが冴えないが、日々のルーチンは粛々祝と続く。
どうか、不幸な事故がこれ以上増えませんように。合掌。

2012年6月28日木曜日

SPIN.

愛犬ドンキーが1歳か2歳のころ、SPINとゆー本をズタズタに噛んでしまい、表紙は無く角が欠け、牙の跡が残る体裁だが、今となってはなんだか嬉しい変な形跡が残っている。久々に内容を吟味してみた。
SPINは4つの質問の頭文字を合わせた造語なのだが、1つずつ説明してみると…。
SはSituation Questionsといって、状況質問のこと。今の現状を相手に理解してもらい、自分の言葉でトレースさせるのが目的だ。
次にP。これはProblem Questionsのことで、問題質問。これは現状を踏まえて、そこに問題があると相手が認識できるように潜在意識に働きかけ、問題点を明確に焙り出させる意図がある。
IはInplication Questionsで、示唆質問という。問題点をこのまま放置するとどうなるのか、或いは事の重要性、他人に与える影響の度合いなどを本人に認識してもらうためのものだ。
最後にN。Need-Payoff Questions。ニーズを顕在化させ、あるべき状況に軌道修正してもらうための、所謂クロージング的な質問である。
これら4つの質問を順序良く、効果的に投げかけることができれば、セールスプロセスにおけるクロージングが必要なくなるとゆー画期的な手法だ。私の場合は、スキル不足でこの4つの質問に入る前に、いきなりお願いに近いクロージングをかけてしまうことが多い。ダメだこりゃ~。

2012年6月27日水曜日

2012年6月26日火曜日

明鏡国語辞典。

それはもう40年振りに国語辞典を買った。買った本屋は神田すずらん通りの「東京堂書店」。ここは今年リニューアルしたばかりだし、学生時代から立ち読みばかりして、お金を落とした記憶が全くないので甚だ申し訳なく、新装開店のはなむけにもなるかと思い、3040円だか50円を払って新品を購入した。
私が、つい最近まで使っていた辞書は岩波書店のもので、中学校入学の際(まだ12歳)、母に買ってもらったものだ。およそ40年間、この辞書は傍らにいて、私を助けてくれた。私にボキャブラリーがあるのかないのか定かではないが、もしあるとすればこの辞書の功績が大きい。正直、お世話になった。ありがとう。
巷間、いろんな国語辞典が存在し、最近は三省堂の新明解国語辞典が主流なんだろうけど、「蓋然性」、「蠱惑的」の2つの言葉を引いた場合、もっともしっくりくる表現を書いている明鏡国語辞典のことを、かねてから私は評価していた。なので、購入に迷いはなかった。
編者の北原保雄は巻頭に、こう書いている。
「既にある多数の辞典にもう一冊を加えるのではなく、今までにないただ一つの辞典を創るということである。大した特徴もない辞典をもう一冊増やしても世の中を混乱させるだけである」と…。私が言うのも何だけど、その意気や良し。これから一生涯、できれば50年くらい本書を使い続けたい。岩本家の子孫の方々は、もれなくこの大修館書店「明鏡国語辞典」を使用し、日本語の研鑽に励んでもらいたい。
私は7月1日から、1ヶ月をかけて三島由紀夫の研究をする予定である。そのときには、この明鏡国語辞典が縦横無尽の働きをしてくれるのではないか。明鏡止水の心境ではなく、アグレッシブな心持ちで今、過剰な期待をしている最中である。

間に合った?

間に合った?

2012年6月24日日曜日

TOEICテスト本番。

写真は本日の試験会場、千代田区平河町の砂防会館。田中角栄の事務所があった場所だ。正直、今日は玉砕したので、コメントはありません。でも、悔しいので「日本TOEIC振興会」を設立しました。理事長は空席。専務理事は山口英一。常務理事は岡田人司。理事に高橋敬介、岡田丈二、岩本英樹で発足します。会からTOEIC900点、英検1級のメンバーを3年以内に必ず輩出します。以上でーす。

2012年6月23日土曜日

マイブームは三島由紀夫。

マイブームとゆー言葉が使われなくなってから久しい。でも、私はこの言葉の安易さとゆーか響きが好きで時々使用する。耽溺ではなく、つまみ食いでもない。今の私にとって、マイブームとゆー形容がピッタリな地位に、三島由紀夫が鎮座しているのだ。
6月の最終週は仕事上の案件が1つあって、それがマストになっているので逃げるわけにはいかない。したがって、これを細心の注意を払いながら、緊張感をもって遂行したい。そして、7月に入れば、丸々1ヶ月をかけての、私の三島由紀夫研究が幕を開ける。1925年に四谷4丁目で生まれ、1970年に市ヶ谷本村町で死んだ45年のうち、16歳以降の29年間を創作活動に充てた三島…。学習院中等部を2番で、高等部を1番で卒業し、東大法学部に推薦入学。高等文官試験に上位で合格し、大蔵省銀行局に配属され、半年余りで勇退してしまった彼。
私は、その彼の作品を時系列とゆーか、各年代ごとに読み、その変化を検証してみたいと思っている。既読の作品も含めて、再読してみようと考えている。該当する作品は「花ざかりの森・憂国」、「仮面の告白」、「愛の渇き」、「青の時代」、「潮騒」、「金閣寺」、「永すぎた春」、「美徳のよろめき」、「宴のあと」、「獣の戯れ」、「午後の曳航」、「音楽」、「豊饒の海・春の雪」、「豊饒の海・奔馬」、「豊饒の海・暁の寺」、「豊饒の海・天人五衰」に決めている。凄く楽しみであり、8月18日に私が誕生日を迎える以降のこのブログの、私の文章には向上の跡が窺えるよーになっているだろうことは、間違いありません。なので、読者の皆さんにとっても、嬉しいことなんじゃーないかと、勝手に思ってるけどねー。以上でーす。

2012年6月22日金曜日

やっとのことで。

写真の梅酒は、ようやく47個目を入れあとは熟成を待つばかりなのだが、せいぜい3ヶ月か6ヶ月後には飲めるよーになる。短い時間で仕上がる。ところが、今日、新契約をいただいたO先生とは学生時代から30年、生保の営業として回り始めてから9年の歳月を閲して、やっとのことで判を押してもらった。うれしいよーな、じれったいよーな、なんだか不思議な気分だ。生保の営業は長くやってナンボってとこがあるんで、今月知り合った人が私のお客様になるのが10年後かもしれないし、15年後かもしれない。長い長い営みのなかで果実として実を結ぶので、要は、あせってはいけないってことだな。肝に銘じておこうと思う。O先生、ありがとう。

2012年6月21日木曜日

エバ航空。

隣家の松尾さんから航空券を買った。
去年の12月に成田~上海~洛陽、今年の3月に成田~ロンドン~グラスゴー、6月あたまに成田~ソウルと、9月に搭乗する成田~台北~ヴァンクーヴァーの4回とも、連続で彼の会社からチケットを購入してるので、私の信用力はAAAだ。なので料金の支払いは帰国後、数日ないし数週間経ってからとゆーお手軽さである。極端なことを言えば、成田空港のキャッシュディスペンサーで搭乗手続きの前に5万円程度の現金を引き出して、そのまま機中の人になれば良いだけなのだ。普段の生活の延長線上に外遊とゆーイベントが入るだけのことで、ごく自然なカタチで現地の土を踏める。幸せな環境に感謝をしたい。
で、今回は台湾の2大航空会社のうちの1つ、エバ航空で行くことにした。台北でジャスト10時間50分とゆー充分過ぎるトランジットがあり、もちろん、台北桃園空港の外に出てもいいので、午後の時間をフルに使って、しっかり台湾料理を堪能したり、私の北京語が台湾で、どのくらい通じるかの実験もしてみたい。ヴァンクーヴァーに行ってからも、現地のチャイナタウンで中華料理は食べるんだけどー、カナダの地元民の生活に溶け込みたいと思っているので、あとは洋モノの食事で通すつもりでいる。だけど、今回のトランジットは初めて行く場所なので、愉しみ満載ってふうに感じている。
ところで、エバ航空の表記は長榮航空って書くのだけれど、台湾のもう1つの航空会社である中華航空は、チャイナエアラインとゆー呼称。なので、中国の中国国際航空のエアーチャイナとすこぶる間違え易い。注意しないとな。実は、私は中国国際航空とは相性が悪い。上海浦東空港で搭乗手続締切のリミットの、約10分間の遅れが認められず、帰りのチケットがその瞬間、紙クズになってしまい、途方に暮れる暇もなく手持ちの円を速攻で元に両替し、中国東方航空の上海~中部国際空港便の座席をその場で押さえ、なおかつ広い空港内を全力疾走し搭乗、放心状態のまま帰国した苦い想い出があるからねー。
まあ、次回はエバ航空に頑張ってもらって安全に私を運んで欲しい。今年は12月にイスタンブールに出向いて、海外視察のスケジュールは成功裡に終了するので、ま、年末にそれらの総括をしようと考えている次第。
夏はどこにも行かず7月に三島由紀夫を、8月はドストエフスキーの作品をしっかりと読み込んで、文章のスキルアップを図りたい(下手クソだからねー!)。以上。

2012年6月20日水曜日

台風4号。

我が家は大丈夫だろうか。 現在我が家の上空を台風4号が通過中。1番心配なのが、写真には写ってないけど向かって右側に立っている月桂樹とオリーブの木だ。いずれも7m程度の高さがあり、枝葉が多い。故に強風の影響をモロに受ける。朝になって、表に出たらとんでもないことになっていないかが心配で、眠れそうにないな。全く!
(中断)で、早朝、起きて確認してみた。結果、無事であった。家も、木も強かった。よくがんばったねー! 褒めてつかわす。ありがとう。

2012年6月19日火曜日

子供。

写真は私の英語の先生のお嬢さんで、サラちゃんと言う。味噌ラーメンが好きな4歳の女の子である。それはそうとして、今日の午前10時から午後1時半までの約3時間半、息子の英利と自宅のリビングで喋った。プライベートでは岩本家は、いろいろあったので、話す機会が暫くなかったのだが、卒業後の進路も決定し、しっかりと成長した姿が見てとれた。嬉しい限りである。この時期、まだまだ、企業から内定をもらっていない学生が多い中、彼なりに用意周到に動き、某上場会社に採用が決定したのは、ひとえに彼が真面目だからだと思う。
はなむけに今日、彼には愛犬ドンキーが付けていた銀のプレートと私の愛読書を2冊プレゼントした。2冊の内訳は「原因と結果の法則」、「マスターの教え」で、それぞれを25回ずつ読むように命じておいた。彼は真面目なので、おそらくそうするだろうし、その結果、その新しい学びを参考に、よりパワーアップするだろう。今夜、外は台風の影響で、嵐のような荒れ模様だが、彼はそんな中を社会に出ていく。援助はしないが、相談にはいつでも乗る。そんな自立した関係でいたい。本当に、よくがんばったなあ。そして、ありがとう。

2012年6月17日日曜日

デフレ下の最強商品。

家の近所のローソン100ショップで凄い商品を発見した。おから、ひじき、きんぴらゴボウの豪華3点セットが、何と105円! 感動を通り越して、店を出た後、眩暈がするくらいであった。私は当分の間、この商品を買い続けるだろう。間違いありません。以上。

2012年6月15日金曜日

梅酒2012.

イタリア製の4リットル瓶に梅酒を仕込んだ。梅は南高梅で私の自宅の庭で今月、採れたもの。それに三井製糖の氷砂糖を500g。これは250円。次に35度の宝酒造松戸工場産のホワイトリカー3.6リットルを入れ、2600円。なので都合2850円のコストがかかっている高価な梅酒なのだ。今から3ヶ月経過すると飲めるよーになるってことで、そーすると9月の中旬だからヴァンクーヴァーから帰ってからかなぁ。でも、本格的に味わえるのは6ヶ月後の12月中旬で、やはり予定しているイスタンブールから帰ってからとゆーことになる。36個の梅の実が今後、どのよーに変化していくのかが楽しみで毎日観察しているのだが、私は小学生じゃないので観察記録をつけるってことはしなーい。理想は温度が一定に保たれる暗室で熟成させることだが、毎日見て愉しみたいのでリビングのミドルテーブルのセンターに置いてある。そして、私の希望は、これから6ヶ月の間に、震度7以上の地震が来ないで欲しいとゆーことだ。落ちて割れちゃったら悲惨だもんなー! 頼むよ。

2012年6月14日木曜日

ソウルの六本木。

ココは弘益大学周辺で、言ってみればソウルの六本木のよーな位置付けの街だ。夜12時を過ぎても誰も家に帰ろうとはしない。カフェバーみたいな店が散見され、どの店の内装も実にセンスが良く、メニューも私が拝見したところ完璧に近い。写真の私が右翼のよーないでたちで座っていても地元の女子大生は近くに席をとろうとはしない。淋しいな。以上。

2012年6月13日水曜日

ソウルのエスカレーター。

インチョン国際空港では、そんなことはなかったのだが、ソウル中心部に着くと写真のよーなエスカレーターに出くわす。右か左に寄りなさいってことなんだけど、ここソウルは大阪や上海、ロンドンと同じく静止する人は右、足を使って登って行く人は左ってルールだ。それでもここソウルでは禁を破る人がいるらしく、だったら棒を1本立ててやれってことでこのよーな画期的なシステムになったのだろう。なんとも即物的な感じがするのだが、ある意味、合目的的かつ合理的とも言える。恐れ入りました。以上。

2012年6月12日火曜日

ソウルで食ったもの。

2012年3月16日(金)以来、1日1食を続けてきたので早、3ヶ月近くが経過した。確かに私は、ひと回り痩せ、足のサイズも小さくなり、健康上の数値が必要以上に改善してしまった。ことほどさように効果テキメンなのだが、何だか味気ない気もしている。なので、禁を破るってこともありだ。6月1日(金)から3日(日)までのソウル滞在中は1日3食ないし4食、身体が発酵してもおかしくないくらいに韓国料理を食べた。6枚の写真はその証左で、上からスンドゥブ、朝粥、ビビンパ、冷麺、プルコギ、大韓航空機内食である。どれも美味しいとゆーか、好物と言ってもおかしくないのは、私の嗜好に韓国料理それ自体が合っているってことなのだろう。何を食っても安く、美味い。たった数百円のコストで、こんな幸せがあっていいものかとも思う。おそらく、私はここソウルを近いうちに再訪するのではないかと、自身で漠然と予想している。外国のよーな東京のよーなそんな街。高度成長期の日本を彷彿とさせる活気あるソウル。思いつきではあったのだけど、行ってみて本当によかった。しみじみとそう思っている。チープ&デリシャス。大満足の私であった。

2012年6月11日月曜日

避暑地とエアコン。

関東地方は梅雨入りをしたため、さしたる気温の上昇もなく、比較的快適な気候で推移している。ありがたいことだ。庭木に水をやる必要もなく、適度な日照もあるので庭の環境・保全にとってはベストの状態が続いている。ところで、この夏に家の1階部分をフルに網羅すべく14畳タイプのエアコンの購入を決めてはいるのだが、今は6月の中旬なので、私が買いたいなーって思うプライスまで、まだ下がり切ってはいないとゆーのが実情である。なので触手が全く動かない。昔はエアコンなんてものは一般的ではなかったので、夏を快適に過ごしたい東京の富裕層は箱根、八ヶ岳、軽井沢、菅平などの標高の高い場所に別荘を構え、ひと夏を過ごした。今は富裕層でなくてもエアコンを設置することで、いとも簡単に涼が得られる。安直な時代。長距離の移動を伴わず、しかもスイッチ1つで灼熱の空間が、快適なセーフティーゾーンに瞬時に切り替わってしまうのだ。これってどーなのかなーって、捻くれ者の私がそう考えても不思議ではないでしょ? しかも、1年のうちのたった2ヶ月間だけのために、この白い物体が部屋の片隅を占拠することの不自然さとゆーか、釈然としない思いを感じてしまうのだ。果たして、この夏、エアコンを買うべきか? 家の2階には2機のエアコンが鎮座しているが、私が普段使いをするのは1階部分のみ。愛犬ドンキーが他界した今、本当に我が家の1階にエアコンが必要なのかどうか、複雑な思いで逡巡しまくる今の私である。結論は、まだ出ない。キャリーオーバーだな。

2012年6月10日日曜日

キリマンジャロの雪。

勝手知ったる神保町交差点にある岩波ホールで、この作品を上映初日に観た。岩波ナントカってゆー年をとった岩波家ご令嬢の舞台挨拶があり、プレリュードは最高潮に盛り上がった。 で、作品はどうだったかとゆーと、これがまた最高なのであった。題名の「キリマンジャロの雪」は、ヘミングウェイの短編小説から引っ張ったものではなく、1966年にフランスで大ヒットしたパスカル・ダネルのシャンソンのタイトルであったのだ。私は、当日までそのことを全く知らずにいたのだから、ある意味、凄いでしょ? さて、舞台はマルセイユ。港湾労務者を束ねる組合委員長のミシェルは会社側から20人のリストラを余儀なくされ、その20人のうちの1人に自分を入れてしまうほどの正直者だ。やさしい妻はその事実を簡単に受け入れてくれた。ほどなく、退職慰労会も兼ねた結婚30周年のパーティーが催され、夫妻は息子達からのプレゼント、キリマンジャロ行きの旅行券を受取る。束の間の幸せ…。その数日後、2人は自宅で友人夫婦とカードゲームに興じている最中、数人の強盗に遭う。多額の現金と旅行券を奪われ、ミシェルは左腕を骨折させられてしまう。途方に暮れる2人。そして、憂鬱な日々の後、ミシェルは街中で、ひょんなキッカケから犯人を探し当ててしまう。ホシは自分達のパーティーに招待した元同僚の若い男で、リストラされた20人のうちの1人であった。早速、警察が動き、彼は共犯者とともに逮捕されたが、若い男には幼い2人の弟がいたのだ。彼は生活のために犯罪を犯した。ほどなく、慈愛に満ちたミシェル夫婦が幼い2人の面倒をみはじめたことに、私は驚かなかった。しかし、盗品として戻ってきた旅行券を払い戻したミッシェルが、その金を、そっくりそのまま幼い2人に渡してしまったことには、正直びっくりした。そして、その流れで、彼らを引き取り、一緒に暮らしてしまうに至っては唖然とするより他はなかった。実の息子達はミシェル夫妻のこの行動に怒り心頭だ。しかし、この夫婦は「これが私達の生き方なのだ」と再確認をする。 結論。人生はお金ではなく、愛なのだ。南仏のマルセイユで繰り広げられたこの物語のどこにも「キリマンジャロの雪」は見られなかった。ただ、私はそれ以上に崇高な人間愛に触れ、珠玉の名作に出逢えた喜びにうち震えていた。ありがとう。

2012年6月9日土曜日

酒とバラの日々。

安い物ばかりを並べてみたのだが、それでも酒とバラの日々である。間違いない。庭で咲いた白いバラを愛で、セブンイレブンで買ったカリフォルニアワインとローソンで買った谷川岳の水を飲み、ブックオフで仕入れた名著を読む。外は雨。それでも充分だ。金町のロイスクリーニングに出した背広も持って帰ってきたし、午後からは神保町の岩波ホールで「キリマンジャロの雪」を観る予定。人生、また愉しからずや。

2012年6月7日木曜日

ソウル土産。

私には物欲がそれほどない。そして高い買物をした時は、必ず自責の念にかられてしまう。その点、今回のソウル旅行で買ったネクタイ3本には合点がいっている。パーフェクトな買物ができた。いずれも南大門市場で購入。1本のプライスは5000ウオン。日本円で339円だ。これでも十分な利益がでるのだろう。なので、商店主はニコニコと愛想が良かった。この3本のネクタイを首に結んで、私はこの東京マーケットで狩りに出掛ける。なぜだか、ソウルの喧騒の下、購入したネクタイは肉食系のよーな気がして、自然と気合が入るのだ。以上。

2012年6月5日火曜日

500円玉と500ウォン玉。

500円は日本円で500円なんだけどね、500ウォンは日本円で33円の価値しかない。なので、この467円のギャップ狙いで帰国後、日本のコンビニに行って買物したりする輩って多いんじゃーないのかなあ? 見た感じも厚みも同じ。やや、軽めなんだけど、ぼんやりしてたら絶対に間違えるよ。みんなで注意しましょうねー。因みにソウルのセブンイレブンでは、おにぎり1個が800ウォンから600ウォンの間で販売してるので、この500ウォン1枚じゃあ基本、何にも買えないってことね。ご参考までに…。

2012年6月4日月曜日

ソウルの地下鉄。

ソウルの人口は現在1029万人で、市域人口としてはムンバイ、カラチ、デリー、サンパウロ、モスクワに次いで世界第6位なので、推して知るべしなのだがとにかくどこも混んでいる。地下鉄もまたしかりで、実際に乗ってみて解ったのだが、ハナから日本語を無視していてハングルと英語表記のみなのである。迷ったぞ。で、初乗り料金は1250ウォン(但し、チケットはディポジットを500ウォン乗っけて販売するので1750ウォン)で、今日現在の日本円に換算すると82円とゆーことになるので安いことは安い。でもね、私はハングルが読めないし、そもそも地名も知らないので英語表記されてもわかるわけないだろーっ! 怒ってもしょうがないけどねー。 但し、仁川(インチョン)国際空港からソウルまでのアクセス特急A’REXは500ウォンのディポジット抜きで3950ウォン(262円)なので、1時間強の電車旅が格安で楽しめ、電車好きの私には嬉しかったんだけどねー。まあ、現地では外人の私なので、偉そうなことは言えない。郷に入っては郷ひろみってことね。

2012年6月3日日曜日

帰国第一報。

ジャトコとゆー日本の部品メーカーに勤めるユン君とミョンドンでサムゲタンを食った。人生最高のサムゲタンであったことは言うまでもないのだが、韓国最新事情を彼から聞いてなるほどなーって思ったことが多々あった。彼は30歳。2年か3年前に赤坂で、ひょんなことから知り合いになった。今、彼は静岡に出張中で、韓国のモーレツ社員として重用され、ソウルの現地法人では出世コースをひた走っている。真面目だもんなー。但し、独身で彼女もいないという。因みに、精力は絶倫。 ところで、韓国では芸能人であろうが、サッカーの韓国代表であろうが2年間の徴兵制度に応じなければならない。18歳から30歳までの2年間、言ってみれば軍の囚われの身になるので基本、自由が無い。なので、婚期は各人が想定しているよりも2年から3年、遅れるのだという。しかし、その徴兵制度を挟んで、悲喜こもごもの恋物語が全国で展開されるらしく、ある意味、ドラマチックで幸せな20代を過ごせるのかもしれないなー。そんなことを思った。 写真のミョンドンの街は、最早、韓国にあらず、日本人と中国人観光客に占拠されてしまった感が否めない。実際に、日本語と北京語が場末で飛び交っていたので、この繁華街にいる限り、私が言葉に不自由することは一切なかった。で、韓国人の若者たちは、週末、ミョンドンを避け、東大門や弘益大学周辺、アックジョンドンやチョンダンドンに集まり、夜な夜なダンスをしたり人生を語り合ったりセックスしたりするようだ。治安も水道水も東京よりは良かったものの、駅前の植え込みで野グソをする乞食やバスの運転手とタクシーの運転手の乱闘を見るにつけ、何となくホックリとした気分になった。めでたしめでたし。

2012年6月1日金曜日

成田まで。

待ちに待ったソウル外遊。13時ちょうどの便なのだが、私の場合は遅刻する可能性がゼロではないので、9時には家を出ようと思う。2日後、無事に成田まで帰ってこれたら、今回の旅は成功とゆーことにしよう。今は午前7時半。まだ、何の準備もせず、ニューギニア産の珈琲を飲んでいる。悠長な私。大丈夫か? 写真は本日のボーイング777で、エアバス330よりは好きかも。エアバスは狭いんだわ。