てゆーか、本当に書きたかったのは日銀の金融政策とその周辺についてである。出たがりの前原クンが日銀の政策決定会合のテーブルにシャシャリ出て、日銀と政府が「早期のデフレ脱却」に向けて初めて共同文書をしたためたことになっているらしい。まあ、白川日銀総裁は頭だけはいいので、腹の中では相手にしてないだろうけど…。
どちらにせよ、大量のお札が今後刷られていく方向性を確認したとゆー感じだろう。それにしても、デフレがそんなに悪いことなのだろうか? 日々、デフレの恩恵とゆーか賜物を有難く享受している私には、デフレが経済の天敵だとゆー発想がそもそも無い。もし、日本経済を持続的に成長させたいのであれば、生産年齢人口を増やせばそれで事足りる。生産年齢人口が減少に転じたのが1995年。大人の格好をした子供が増えてしまった結果、子供が生まれない社会が連綿と形成されている。このテイタラクが現実だ。この20年くらいはタックスイーターの年寄りが増えただけで、彼らが年間に費消する医療費の総額は半端な額ではない。
経済を活性化し、税収を増やす。それを自然増で実現させる手段として、カナダがやったよーに、フレキシブルな移民政策を我が国が採用し、具体策を策定し、それを推し進めていくべきだ。その果実としての生産年齢人口の増加を起点にして、GDPを緩やかな右肩上がりに持っていくしか方法はないだろう。マルサスの人口論を読んでなくてもそれくらいは判断できる。
ところで、お札を刷るとゆービヘイビアは基本、手形の乱発と同じで、これを繰り返すとドルと同じ道を辿ることになる。しかしながら、アメリカからするとドルは2つ要らない。なので円が世界の基軸通貨の地位を獲得することはないと思う。私は今、ユーロがコケたことで、世界の基軸通貨はドルと人民元が並び立つ展開になると考えている。ポンドが覇権を剥奪されローカルカレンシーに成り下がったよーに、ドルが地球の隅っこに追いやられることはおそらくないだろうが、それ以上に人民元の重要性が今後益々高まってくることは間違いない。
中国経済の失速であるとか、大幅なスキームの変更も想定の範囲内として考慮に入れないといけないが、中国人本来の厚かましさ、働くことを厭わない能動的な姿勢、類稀な生活力、コミュニケーションを交わしたり商行為それ自体が大好きとゆー先天的要因を総合的な角度から考察すると、悔しいけれど、彼らが使う人民元の将来性を認めざるを得ず、なおかつ、その展望は明るい。
実際に中国に行き、彼らの生活に密着することが可能で、日本国内にも20人近い中国人の友人がいて、彼らの本音を引き出させるスキルを持ち、世事には決して疎くない私がそう考えるのだから、大筋は間違っていないだろう。
そして、日銀が踏み出した紙幣の大量発行とゆー後戻りのできない選択が、円を限りなく薄味にしてしまうことを憂慮する。私は人民元ではなく、日本円に深い愛着を持っているので、なおさらそう感じるのだ。お題の経済政策とは、全く違った話になっちゃったけど、ゴメンネ(中国語でプーハオイースー)。