2009年4月11日土曜日

昔の名前ででています。

土曜の昼下がり。犬を洗い、洗濯をし、部屋の掃除が終わった。気温24度。初夏のようだ。
最近、東京メトロの駅構内で、松任谷由実のポスターを見かける。またやってんな、とゆー感じ。
私が中学3年生だった頃、TBSドラマ「家庭の秘密(池上季美子主演)」の挿入歌「あの日に帰りたい」で当時、荒井由実だった松任谷由実はセンセーショナルなデビューを果たした。へたうまとゆーのがピッタリくる歌い方プラス楽曲の良さからその後、LP(古いねー)は売れ続け、元々裕福な呉服商の娘だった彼女はさらに金持ちになって今に至る。私も過去にコンサートに行ったり、LPを買ったりしたので、微力ながら彼女の資産形成のお手伝いをした格好になる。
バブルの時代、どこのスキー場へ行っても松任谷由実の曲が流れていて、時代の寵児として大衆に支持されていた。しかし、その曲が自宅に若い男女を集めて料理をふるまい、彼らの実体験をパクるような取材の果実であったり、その作品の内容が自己の経験に基づかないと推測され始めた段階で、私自身は胡散臭さを禁じえないでいた(サーフィンしたことないでしょ?)。そこへ持ってきて、たとえば平原綾香とコラボとか、セット販売をしょっちゅう企画するし、雑誌の対談なんかでは「別に曲をつくらなくても、歌わなくてもいい」なんて余裕のコメントを見るにつけ、嫌悪の感情が沸々と湧いてきた。
時代は松任谷由実のサウンドとテイストを必要としてないんじゃないか。これが私の結論である。映画監督の黒澤明が作品のクオリティーを晩年、どんどん落としていったように、彼女もその轍に嵌っているような気がしてならない。老いてますます盛んってゆーのは、野球の野村監督ぐらいじゃないのかなぁー。合掌。

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