2010年2月19日金曜日

沢の鶴。


たまには日本酒もいいもんだ。コンビニで安いワンカップを買ってきた。銘柄は神戸の沢の鶴にした。やっぱ、出身地である神戸の酒って、大しておいしくなくても、許せてしまうからねー。六甲山系の天然水使用なんて書いてあるもんだから、なおさらアッピール度が高いよ。古くは灘五郷っていって、ずーっと昔から酒を造っていた土地なんだけど、私の出身地は神戸市兵庫区と垂水区なので神戸市の中央と西側にあたり、酒どころの灘五郷(今津郷、西宮郷、魚崎郷、御影郷、西郷)は神戸市の東側から西宮市に点在してるので、どちらかとゆーと大阪経済圏とリンクしてる。だから正直にゆーと、あまり馴染みが無いの。でも、神戸の六甲の水とか、西宮の宮水ってゆーとなぜだか勝手に地元のよーな気がしてくるから不思議だ。で、良質との定評を獲得したそれらの水なんだけどー、実はその理由は大阪の水の拙さに起因してるんだと、個人的に考えてるよ。昔、大阪のデパート(大丸だったか、松阪屋だったかなー?)へ行って、大食堂でお子様ランチを食べたとき、飲んだ水の変な味は40年以上経った今でも覚えてるぐらいだから、相当なマズさだったんだろう。なので、大阪の人が神戸の水を旨いんだとおっしゃる理由に合点がいく。その格差が神戸の水に下駄を履かせてるってのも、一理あるんじゃない?
ところで、六甲山系の水は、昔、神戸ウォーターと船員の間で呼ばれ、長い航海の間にも、劣化しない水とゆー評価が定着していて、その後ハウス食品工業が「六甲のおいしい水」とゆー商品にして売り出してるんだけど、この水、実は六甲山系の西の端、伊川谷町(私は兵庫県立伊川谷高等学校OB)の水源から採取した水なんだよ。んなわけで、厳密にゆーと、この商品は「六甲の外れのかなりおいしい水」ってことになるよ。
何だか、関係ない話になってしまったから、元に戻しましょう。灘の酒の内、全国区は、いま飲んでる沢の鶴、菊正宗、大関、日本盛、白鹿ってところかな。個人的には福寿と大黒正宗。あと西の加西市(山田錦の産地として有名)には富久錦ってゆー大好きな酒蔵があって、ほんとはこの酒を飲みたいよ。
フルーティーな日本酒を飲みながら、値段を気にしないでつまむ鮨…。理想だな。あーっ、涎が…。

0 件のコメント:

コメントを投稿