光の関係で写りは良くないけど、我が家の庭に咲く金木犀の花だよ。橙色に近い黄色の花から芳しいとゆーか馥郁とした香りが、鼻先で秋の気分を楽しませてくれる。10月に咲く花は貴重な存在で、うちの庭では、このキンモクセイだけが遅れて咲くので毎年愉しみにしている。
何でこの木を植える気になったのか?理由は明確にあって、19年ほど前に、赴任先の京都府宮津市に住んでいたとき、会社から斡旋された住居が立派な一戸建てで、その庭にキンモクセイの木が1本植えられていた。当初、木には全然無関心だったので、見て見ぬふりをしてたっけ。でも10月になると市販しているトイレの芳香剤のよーな匂いとともに、たわわに黄色い花を咲かせるので、この自己主張には注目せざるを得なかった。この海に近い京都の田舎町には2年半住んだわけだけど、この家から次の赴任先である静岡県沼津市に引っ越すとき、この木が何か言いたそうだったような気がして、ずーっと頭の片隅に引っかかるものがあった。時を経て、松戸に家を建てたあと、表鬼門にはナンテンを、そして裏鬼門にはこのキンモクセイを迷わずに植えた。
その後、この木の隣にモクレンを植えた。あと、約8m離れた位置には南高梅の木がある。玄関先にはヤマボウシ、ライラック、シマトネリコ。少し間をあけて月桂樹、オリーブが今では屹立している。先の台風18号にも、びくともせず毎日少しずつ成長する姿を眺め、確認するのも一興である。
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