2009年10月29日木曜日

日大のシナトラ。


今日は酒が飲めない日なので、街を彷徨している。広範囲で使える東京メトロの定期券を持っているので、乃木坂で降りた。外苑東通りを六本木方面へ。東京ミッドタウンを過ぎたあたりにあるペットショップの真向かいにあるスタバの2階が特に好きなのでそこへ。入って290円のコーヒーを買い、階段を登る。うわー、女の子ばっかりだ。じっくり読書したいのに、気が散るじゃないかー!帰ってよ。などと思いつつ席に着いた瞬間、天井のスピーカーからフランク・シナトラのアルバム「スウィング・イージー」に入ってるナンバーが幾つかシャワーのよーに降り注いできた。うまい。うーん、タイミングがジャストなんだなー。もの凄く自然で心地よい乗り。声が良かったり音程が確かだったりするのはあたりまえで、このタイミングのジャストさと、メロディーを捏ね繰り回さない音楽性は、やっぱ天才的だな。綾戸智恵なんかは、シナトラから学ぶべきだな。いやらしさが先に立つもん。ケイコ・リーは良いけど。
昔、仲間うちで、日大のシナトラと呼ばれた時期がほんの少しだけあった。だから結婚披露宴では調子に乗って、スターダストを歌ったんだけど、みんな真面目に聴いてくれなかったなあー。確か、20歳の誕生日を迎えた夏の暑い日に、FEN放送から流れてきたシナトラのスターダストを聴いて、衝撃を受けて倒れそうになったことをよーく覚えている。いつかこんな風に歌いたい。歌えるのかなーと思ってたけど、現在のところ、足元にも及ばないよってゆーのは謙遜で、実際には腰のあたりまでスキルアップしてきてると勝手に思ってる。OK!かなりイケてる。
現実に戻って、六本木スタバの2階。ワイワイガヤガヤ。キャハハハハーン。ほんと、周りの女ども、喧しい!多少、可愛いからいいけど、そんなに滅茶苦茶にシラフで盛り上がってんじゃねーよ、タコ!
よく拭かれていない汚れた窓からでも、夜のイルミネーションは素敵で、六本木の人と車の往来は途絶えることはなかった。盛り場の華やかさもそれ自体が際立っていて、キラキラと輝いて見えた。

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