2009年10月24日土曜日

米金融機関の破綻とドル安の行方。

なんだかなー。結局、株式会社三菱東京UFJ銀行が世界一安全な金融機関ってことになりそーだ。生体認証型のキャッシュカードをつくったら別途2100円徴収するんだもんなー、厚かましい。でも、このシャイロック的なところが良いのかもしれないかもな。因みに、りそなは無料でくれたけどねー。
さて、今日現在、2009年度において、アメリカの金融機関のうち、106社が経営破綻済みなんだってなー。10月の残りと11月、12月であと何社か破綻するだろうから、1992年の179社には及びはしないものの、かなり状態は悪そうだな。但し、アメリカって国が大きいのと所謂、雑金以下の零細な金融機関も含めた数字なので、直接的な心配はないのかもしれない。しかしながら、経営破綻予備軍と推定される金融機関がアメリカには、まだ416社あるそうなので、予断は禁物かもね。GMとかクライスラーが実質的には潰れちゃったわけだから、まー、相当マズい状態だろうけど、アメリカの財務省証券の格付がAAA以下になることは現実的でないってゆーよりは寧ろ、作為的に神の見えざる手がそれをやらせないので、ドルの信認が失われつつも保たれているってゆー変則的な状態にあるんだと思う。近藤マッチの「天使のような悪魔の笑顔」とか、「ギンギラギンにさりげなく」といったよーな訳の分らないシチュエーションなんだな、今は。だから、日本が1990年代以降やってきた、金融機関を助けるってゆースキームをアメリカが踏襲するのは目に見えている。つまり、金融機関が預金者に支払う利息を少なくし、金融機関の負担を減らしてあげて体力の回復をひたすら待つ作戦だ。その間、政策的にアメリカ国内の金利が上昇することはない。だからドルの世界は金利の低空飛行に甘んじなければならず、各国からお金が流入してくるチャンスが今までより減って、結果的にドルが売られやすくなる。だから、これ以上、金利の下がりっこない円は、やや買われやすくなるって結論。従来であれば円高一辺倒ってことでOKだったんだけど、今、人民元がメチャメチャに力をつけてきてるので、そーゆー要素を加味して考えていかないと通貨を語る資格はないな。

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