マヨネーズを最初に考え出したのは誰だか知ってますか?
答えはルイ13世の宰相だったリシュリューです。これ、今の今まで信じて疑わなかったんだけどー、実際には違ってました。17世紀中葉、地中海に浮かぶスペインのメノルカ島がイギリス領だった時、フランス軍を指揮していたリシュリューが、メノルカ島に侵攻、その際港町マオーの食堂で肉料理を注文した。その皿についたソースを、いたく気に入った彼がパリで広めたってゆーのが正しい。マオーのソースってゆー意味で、マオンネーズと呼ばれてる内にマヨネーズになったんだって。キューピーのホームページで調べたから間違いないもんねー。
でもね、高校時代の世界史の授業で、当時のいい加減な先生が、美食家だったリシュリューが、卵と酢とサラダ油を混ぜて世界で初めてつくったとゆー話をして、私自身、30年以上もそう信じてたしー、これ、いろんな人に喋ってるから、みんなが覚えてたら嘘を教えちゃったことになるので、申し訳ないことをしたと思うよ。失礼。
最近は、お好み焼きにも鶏の唐揚にも欠かせないし、ご飯にかけて食べる若者もいるようだ。これは旨いって、戦地に赴いた緊張状態のなかでも、食に敏感だったリシュリューの慧眼には敬意を評すしかないな。流石です。
因みに肖像画のリシュリューの着衣は赤。聖職者は赤、軍人は黒、貴族は青。スタンダールの「赤と黒」の意味がようやく理解できたよ。サンキュー。
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