観た観た。「剱岳・点の記」。主演の浅野忠信と奥さん役の宮崎あおいはどうでもよくて、香川照之、鈴木砂羽夫婦と松田龍平しかないな。うんうん、この3人は本当にいい役者だと思ったよ。香川照之のお父さんはスーパー歌舞伎の市川猿之助、松田龍平のお父さんは松田優作。やっぱ、匂いがプンプンするなー。DNAって、凄いもんだなーって思う。華があるし、色気もある。これはハンデキャップマッチなのかもしれないなー。最初から、いい意味での先入観ありありで観るから、他の役者さんには悪い気がする。さて、内容は測量士である浅野忠信が、山のガイド香川照之を連れて、陸軍からののプレッシャーを受けながら日本山岳会の小島烏水役の中村トオルよりも早く剱岳の山頂を勝ち取るとゆーもの。
物語では三の沢の雪渓を直登したとゆーけど、今の三の窓雪渓のことなのか、長次郎谷を詰めて、左俣から取り付いたのかがよくわからない。今なら12本爪のアイゼンを使えばどーってことないけど、よくがんばったなあ。私が登頂したときは剱御前、一服剱、前剱と岩場の尾根を伝って行ったけど、もうすっかりルートが出来ていてある程度、山の経験があれば、ぜーんぜん平気な山行だった。
道無き道を行く。これ、一番大変なんだけど、俳優道を着実に前進している香川照之って、多分、大化けするんじゃないかな?
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