ゲロゲーロ。ある日のJR常磐線。車内で30歳ぐらいの女性がゲロを吐き始めた。赤ワインを飲んだのか、大量の赤いものが車内の床に広がる広がる。岡本太郎がキャンバスに赤い線を引く感じをイメージしたよー。
ゲロゲーロ。その次の日、やはり常磐線の車内で、35歳ぐらいの女性が、月島のもんじゃのよーなゲロを座席に坐ったまま吐き始めた。自分の足や隣の40歳ぐらいの男性の手に付いたりで、これまた大変だーと思って見ていたのだが、隣の男性の様子が変だ。このゲロ女とは知り合いではなさそうなのに、なぜか、ショルダーバッグからトイレットペーパーの丸いロールを取り出し、床やシートや手や靴に付着したゲロを懇切丁寧に拭き取ってあげているのだ。周りのパッセンジャーは距離を置いているのに、彼だけがピッタリと寄り添って、しかも嬉しそうなのだ。おかしいおかしい。私は変態ではないけれど、変態の心とゆーか考え方に多少の心得はあるので、なんとなく判る。
私は松戸駅で下車し、その後の2人がどう展開していったか知る由も無い。ひょっとして、交際に発展したりしてねー。それにしても、最近は電車の中で飲み食いはする、化粧はする、音楽は聴く、ゲロは吐く等々、風紀の乱れが気になってしょーがない。昔は、せめてホームに降りてから吐くとか、トイレに辿り着いてから便器の中に吐くとか、モラルらしきものってゆーか、我慢強さは間違いなくあったよーに思うよ。車内ゲロは日本が既に三等国になってしまている証左だと言わざるを得ない。
関西人の私が、元々嫌いな、もんじゃ。ますます縁遠くなりそうだ。
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