週末は雨。こーゆー時は、巨大ストアに行くよ。どんよりと曇った、千葉県三郷市。JR武蔵野線新三郷駅のすぐそばにある、家具のIKEA。スウェーデンの会社だな。日本では今日現在、船橋、新三郷、横浜、大阪、神戸の6店舗なんだけど、少なくとも、ここ新三郷の店は10年もたないと思うよ。
てゆーか、この商売のやりかたが日本で成功するとは思えないな。ニトリだって飽きられてきてる家具業界だしー。
日本ではコンビニが特に受け入れられ易い。そこのところを突き詰めていくと、巨大家具ショップが定着するとは思えないんだよぅ。まず、疲れる。店が広すぎて、個人金融資産を持っている60代、70代の人たちがリピーターにならない。2度と行きたくないと思わせてしまう煩雑さがあるよ。しかも、疲れさせて、休憩がてら飲み食いまでさせてお金をとろうとしてるのもイヤラシー。ただ、低価格商品が殆どなので、若年層かつあまりセンスのない人には受け入れられる余地を残している。
北欧の家具ってゆーイメージで売ってるみたいだけど、生産拠点は中国、タイ、トルコその他だし、少なくとも、ここに並んでる商品は北欧のものではなくアジアの物だ。若い夫婦が夢を抱いて、安物の家具を買うのは結構だけど、家具を部屋いっぱいに詰め込んで、スペースが無くなることで夫婦関係がギクシャクしたらどうするのかしらん?ところで、日本の家は昔より天井が低く容積が小さくなっていて、その一方で日本人の体格は逆に昔より大きくなってるよね。だから寧ろ、家具とか障害物を極力減らす必要があるのに、その真逆をやってどーするのって言いたい。
大して服を持ってない人が、洋服ダンスを買ったり、睡眠時間の少ない人が大きなベットを置いたり、家で食事をしない人が食器を揃え、キッチンを充実させたり…。なんだか変だ。1年の半分以上、雪に閉ざされた生活を余儀なくされる北欧の人と、元来農民でアウトドア好きな日本人では家に対する考え方が違うんじゃないのかなーって思う。因みに、我々がお花見で何時間も外で酒を飲んでいられるのも、農耕文化の賜物かもしれないしな。
結局、IKEA新三郷店では1円も消費しなかった。理由は、欲しいものがなかったてゆーことと所持金がなかったことの両方。IKEAに「行けや!」とお奨めはしないけど、「行って欲しい」家具店は御殿場市山ノ尻1071にある、ニューイケヤ家具店だよ。友達なので宜しく頼みます。