2009年6月5日金曜日

亀歩き。


荒木富美雄さんを紹介するよ。七大陸の最高峰を登った世界でもトップクラスの登山家、荒木さんの府中のお家には5回ぐらい遊びに行ってるよ。
荒木さんと初めて逢ったのは、8年前、中央アルプスの南駒ケ岳と越百山の間の、標高2600mから2700mぐらいの尾根だったよーに記憶している。彼はガイドの仕事中で、60代の女性客1人を連れての道すがらであった。なんとなく、話が合ってしまいそのまま下山し、帰りの電車賃しか持っていなかった私は、厚かましくも彼の呼んだタクシーに同乗、JR中央本線の駅近くの温泉施設で、入浴、食事。全て彼のオゴリで嬉しかったなー。彼から譲り受けた、スイスメイドのライケル社の登山靴は夏冬兼用にしてて重宝してます。荒木さんの提唱する「亀歩き」に一歩でも近づけたらいいなーって思ってるよ。
で、亀歩きの説明。歩き始めの1時間はロー、セカンド、サードと心拍数を考慮に入れながら、素足のつもりで地面を丁寧に捉えて行きます。歩幅は狭くして、極端なくらいにゆっくりと。ただし、平らな林道や傾斜の緩い道では歩幅を大きくとり、若干早めに歩いて、それまでに使っていなかった筋肉を意識しながらストレッチも同時に行います。休憩は疲労が溜まり易く、集中力を欠く傾向のある11時、15時にしっかりと取るようにします。足裏全体に重心を感じつつ、段差の少ない足場を選ぶため、必然的に歩幅は狭くなります。パーティーがペース配分を掴み、流れに乗ってきた段階で、ゆったりとした歩きから段階的にスピードアップして行くので、結果的に平均的なコースタイムより早くなってしまったりしてー。非常に合理的なプロの技に誘導されて、余力を残して帰路につけるので、チョーお奨めですよぉ!
酒が飲めない荒木さんなので、また、そのうち珈琲でも飲みながら、いろいろと教えてくださいね。今度はオゴリますよ。

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