2012年11月4日日曜日

天然水の産地。

天然水の産地は微妙に違う。私は登山経験者なので山の湧き水に造詣が深く、エキノコックスの影響で飲んではいけないとされる北海道の天然水から、東北、関東、中部~九州に至るまであらゆる地域の水を口にしてきた。元々が味覚障害に近いので、デリケートな違いを言い当てることはできないが、産地のおおまかな場所のイメージは常にできる。
最近よく買うセブンイレブンの2Lペットボトル(128円)の天然水は甲府の近くの塩山(山梨県)で採水されているが、写真の500ccペットボトル(98円)のそれは、焼津市下江留(静岡県)が採水地となっている。ラベルは基本、同じなので同一商品かとゆーと、実は中身は全く違うのだ。このことに気付いてもらいたい。
2Lの方は南アルプスや八ヶ岳から更に離れた大菩薩嶺の水であるので、「山の水」。500ccの方は静岡・奥大井の伏流水と書いてはあるが、採取地の焼津市下江留は東海道新幹線や東海道本線より南に位置しているので、この水は言ってみれば「海の水(当たり前だけど海水じゃないよ)」である。ところが、この500ccの水の方が、私がそう感じるだけかもしれないいが、「山の水」より遥かに美味しい。なので、500ccで98円とガソリン価格よりも高い値段設定にしているのだと思う。
ことほど左様に、日本コカ・コーラから発売されている「いろはす」も350ccと1050ccの方が富山県砺波市の水で、500ccは静岡県駿東郡の水だ。なので前者は立山・剣岳の、後者は富士山の伏流水である。
いろいろなメーカーから天然水が多数、商品化されているのだけれど、産地がどこなのかを同じ商品内でも見較べて確認してから購入した方が愉しいのではないかと思っている。
別にオススメはしないけどねー。以上。

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