2012年10月29日月曜日

消費税。

写真はソウルにある旧李王朝の宮殿だけど、とにかく韓国ってドラスティックな改革が出来る国なんだなあ。一例を挙げると、公定歩合がそうで、一気に2倍の公定歩合の引き上げを何回もやっているのがこの国だ。理由はどうあれ、日本に、こーいったことができるのであろうか? 甚だ疑問であるよ。
で、私の手元に平成24年9月に編纂された財務省「日本の財政関係資料」ってのがある。松戸の自宅で、猫を膝に乗せ、麦焼酎の「いいちこ」を飲みながらの投稿であるが、ご容赦願いたい。
資料によると、平成24年4月5日に成立した予算(一般会計歳入総額90兆3339億円)の内訳のうち、消費税の占める割合は11.5%。実際、この数字を軽視する人がいるけど、アホなんじゃないかって思う。小泉さんが盛んに言っていた消費税が1%上がると税収が2兆円増えるの根拠はここにあったのだ。
一般会計歳入総額90兆3339億円の11.5%だから、電卓を叩いてみると10兆3884億円になるのだが、ここにはなぜか10兆4230億円との記載がある。そのディファレンスは、まあ、よくわからないのでザックリと10兆円として、現行の5%の数字で割り算をすると、10兆円割る5で2兆円となる訳だ。繰り返すが、消費税1%分が2兆円ってことだ。そうすると、今度の増税で消費税が8%を経て10%になったと仮定して、今から5%上がった結果、税収はオートマチックに20兆円に増えるってことだ。これは大きい。
私の持論は消費税率19%と公務員2分の1削減だから、ここでは公務員のほーは置いといて、消費税が19%に上がった暁には2兆円×19で1年間に消費税だけで、何と38兆円が回収できる計算になる。
実に素晴らしいことではないか! 消費税はイリーガルな人たち、タックスイーターのお年寄り、不良外人、未成年者からも徴収が可能な打ち出の小槌であるので、このツールの有効活用が国の将来を左右すると言っても過言ではない。
これからは年金の拠出や医療費を削減して、国防費や治安維持装置としての警察を増やすコストとして税収が使われるべきであると思う。
私がロシアのプーチンならば、明日にでも日本に侵攻するだろう。それほどまでに日本の財務力、マンパワー、インフラが秀逸なことを日本人自身が気付かないってところに、もどかしさを禁じ得ないのだ。
権利と義務。我が国がギリシャのよーなふざけた国家に成り下がる前に、きっちりとした手を打つ。22世紀に向けた土台づくりを今こそ始めなければ、我が国の存亡が危ぶまれる。
その第一歩として、私は消費税の増税に大賛成である。もし、消費税を払いたくない向きは、ズバリ、消費しないで我慢するくらいの矜持と諦観を持って欲しい。以上。

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