2012年10月5日金曜日

トルコ対シリア。

連日のカチ込みが続いている両国であるが、12月にイスタンブール入りを予定している私は、今の非常事態が早急に改善してほしいと思っている一人である。しかし、事態とゆーか両国の関係改善は至難の業で、案外長期的な戦いになるのではないかと個人的には考えている。どうやら、両国間においては、イスラム教のスンニ派とシーア派(他の少数派も含む)の対立が根底にあるようで、このあたりを深く掘り下げてみなければ、不用意なことは書けないよーに思っている。
アメリカは大統領選挙のクライマックスで正直、手が回らないだろうし、NATO軍には金が無い。ロシアはシリアに武器を供給している関係で、在庫一層セールに余念が無い。シリアは原油と石油製品と羊を輸出して対価を得ている国なので、武器を購入する資金は潤沢にあるのかもしれないし、交戦することを厭わない彼らが金に糸目をつける訳がない。仕入れがゼロコストとはいかないだろうが、油を切り売りしたお金を何に使おうと勝手だろとゆーのがアサド政権の本音だろう。
反体制派にも、国外にいる支援者、支持団体からの資金提供があるだろうし、そーいった意味では不謹慎だが戦争経済は彼の地で活性化しているのだろう。変則的な内需拡大が示現したとゆー穿った見方も可能だ。中間マージンを搾取する武器証人や売上げが立つ兵器メーカーは笑いが止まらないかもしれない。
ところで、人類が武器を捨て、楽器を手にする日は来るのだろうか? 全員が初見で楽譜を読めるよーになることは金輪際ないだろうけど、街の至る所で、会社で、学校で、各家庭で、合奏しあう光景が実現すれば、少なくともお互いを殺し合うことは少なくなるだろう。
現実の話として、私の12月のイスタンブール外遊に暗雲が垂れ込めていることは確かである。今後は状況を注視していく必要がありそうだ。以上。

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