2010年7月15日木曜日

駅のゴミ箱。


通勤時、千代田線二重橋駅改札を出たところのゴミ箱から、大量の日経新聞が読み捨ててあるのをいいことに、毎日拝借するので日経新聞の購読料を払わずに精読している。証券マン時代に日経新聞にはしっかりと儲けさせているので、ぜーんぜん後ろめたさは無い。なので、毎日、嬉々として新聞を頂戴してくるのが常である。しかし、この新古品市場で生計を立てる輩は存在していて、彼らの回収の現場と時間的にバッティングすることがあるのだ。彼らからすれば、仕入れの貴重な作業の邪魔をする私は泥棒のよーなもので、1部でも多く回収したい彼らの天敵の1人が私ってことになる。
今日、例によって1部拝借をしようとしたそのとき、しゃがんで新聞をまとめていた同世代の男が眼光鋭く罵声を浴びせてきた。
「駄目だよ取っちゃ!バカじゃないの!」だって。顔面でも蹴ってやろうと一瞬考えたが、それは殺生だしー、向こうの生活のことを考えると、ま、いいかーとバランス感覚で許してしまった。
ただ、シャクなので、強烈にガンを飛ばし、いつものよーに、日経新聞を1部、手にとって踵を返した。背を向けてゆったりと歩く私の後ろから、意味不明の叫び声がするが、無視無視。中国語でプーヤオリーター。
でも、まあ、あんまり気分のいいもんではないなー。お前、ちゃんと働けよって言いたいねぇ。運気が落ちるからレクチャーしてあげないけど。
その男の顔って、写真のザラブ星人みたいだったなぁ。キモー。

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