2010年6月8日火曜日

ひなげし。

弁理士出身の菅チャンが総理になって、「最小不幸社会」をつくるって言っている。妥協するのが好きなのか、なので奥さんが不細工なのか。だから結果的に浮気をせざるを得ないのだろう。
ところで、「ひなげしの花」でデビューしたアグネス・チャンがもし総理になったなら「最大幸福社会」をつくるって、言い放ってしまうんだろうなーって思う。外国人は、できなくてもイエス・アイ・キャンだ。「最小」と「最大」。どっちもどっちだけど、嘘でも夢があったほーが良い。
写真はクロード・モネの作品「ひなげし」で、菱田春草の「王昭君」と並んで私が大好きな絵画だ。
なんてきれいなんてきれいなんてきれいなーんてゆーと、江國香織みたいだけど、ホントにこの「ひなげし」が大好きだ。オルセー美術館に行けないもんだから、自宅はこの絵に小さく描かれているオレンジ色の屋根のテイストをマネて造ったくらいだもの。
この絵には、個人的にものすごいドラマ性を感じてしまう。事実とは異なるんだろうけれど、私の寺山修司バリの想像力を駆使した結果、ストーリーはこうなる。
丘の上から見下ろすのは元愛人で今回、後妻に入った女とその娘。ひなげしの花畑を踏みつけて下りていった女が前妻と息子。つい今しがた後妻を日傘で殴りつけてしまったので、傘の骨が折れ、させないから仕方なく斜めに持っている。オレンジ色の屋根の家の中では、修羅場の後、一息ついた亭主がチーズを口にほうばり、ワインをガブ飲みしているだろう。
太陽は燦燦と輝き、穏やかな風が吹いている。ありきたりな初夏の日の午後。後妻は部屋に戻った後、ピアノに向かい、勝ち誇ったよーにショパンの別れの曲を弾くだろう。極めて大雑把に。
てな感じかしら。

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