2013年4月12日金曜日

オーバーファイナンス。

石垣島産の泡盛を飲みつつ書いてるんだけど、石垣島って那覇から400km離れてて、緯度は台北より南に位置してるって知ってた? まあ、それはそれとして。
本題に移る。
2000年以降、マネタリーベースで100兆円前後で推移してきた日本円が、2012年度末(2013年3月末)に139兆円まで増加した。それが2013年度末(2014年3月末)に200兆円。2014年度末(2015年3月末)までに270兆円に膨れ上がるとゆーのだ。総裁が白川から黒田に変わり、オセロゲームのよーな正反対の政策が実行される訳だ。 
表現が適当でないとゆーか、荒っぽい説明の仕方をしてみよう。
例えば、18ホールのゴルフ場のメンバー数が現在1390人。以前は1000人程度だったので既存のメンバーは、390人も増えちゃったことに不満顔である。ところが理事会でとんでもない決定がなされる。これから新規に会員権を乱発して、1年後の3月、今のメンバーからさらに610人を増やして2000人にすることが決定したのだ。そして驚いたことに、さらにその1年後の3月には、もう700人会員を増やして2700人にする予定なのだという。
メンバーが倍になったのだから、賑やかでいいって話にはならない。現状の18ホールのコースでは間違いなく手狭になる。なので36ホールに拡張できるかとゆーと、そんな面積の土地はない。ならばせめて、1ホール100人換算ってことであと9ホール増設して27ホールにしてくれとゆー悲痛な叫びがオリジナルメンバーから聞こえてきた。小さい声で…。
そんな、スタートの予約も取りにくい会員権の価値が前と同じであろう筈は、太陽が西から昇ったとしても、ありえない。
これって、今の円を取り巻く状況に似てないだろうか?
円を刷って刷って刷りまくる。生産年齢人口は増えない。経済は拡大しない。なのにお札はそこらじゅうにいっぱいある。収入が2倍になって、商品の価格がそのままなら、こんな幸せはないけれど、実際には円の価値は下がり、パンの価格は上がり、給料は増えず、不動産は少しだけど値上がりして、戸建て住宅が高嶺の花となり、若い夫婦は価値の無いマンションを高値で掴まされ、税率は上昇し、殆んどの人が相続税の対象となり、行政サービスの質が低下し、なんかぜーんぜん良いことないじゃんねぇー。
どうするの、いったい?

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