2009年10月24日土曜日

植木屋の世界。

人形町にある「うぶけや」とゆー有名な刃物屋さんで毛抜きを買った。3150円だから、高級な道具といえる。まだ初日なので、イマイチ使い勝手的にフィットしないけど、ここの店の凄いところはいつ何時、持って行っても無料で刃を研いでくれるんだってー。来週も「うぶけや」に行く予定。
で、今日、家の前で山形の村久の剪定鋏でシマトネリコの枝を切っていたら、ハス向かいの家の木を切っていた年寄りの植木屋さん2人と目が合って、喋りがてらこの鋏を見せると「いい道具持ってるねー」と言われ、気分が良くなったので、6mから8mぐらいに伸びて、上のほうがどーしても切れずに放置したままでいたオリーブの枝を2本だけ切ってくれよと所望。しかも2000円でやってくれよーってゆーと、渋々承服してくれた。「タバコ代だな全くー」と不機嫌に呟きながらも、まんざらではなさそうだ。早速、プロの技を見せてもらうこととなった。この爺さんのAのほうが軽トラックに積んであったアルミ製のキューンと伸びる梯子を持ってきて、オリーブの木に立て掛けたと同時にするすると蛇のように登り始めた。早いな。「どの枝を切ればいい?」と高いところからの質問。A爺さんの握る枝を確認してこちらが「そうそう、それと、こっち手前のほう」と指示すると、腰にブラ下げていた剪定用ノコギリであっとゆー間に2本の枝を切り落とした。この間、1分であった。降りてきたら彼の講釈が始まった。
「素人の人はね、枝の上半分から切り始めるの。だから、3分の2切れたら、バキッて幹まで傷になって、みっともないし汚くて駄目だ。我々は幹から20cm離れたところを下からノコ入れる。下3分の1だけ切ってやめる。あとは上から3分の2をガーって切る。そんでもって、残った20cmを上から下に丁寧に切る。切り口見てよぅ、きれいでしょ?だから、枝2本切るのに4回切るわけだ」。
なるほどな。ハイ、2000円。全然、惜しくなかったよー!ありがとう。

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