2011年9月25日日曜日

プーチン大統領。

現在は首相のプーチンだが、2012年からの6年間を2回、12年に渡って大統領職をこなすことが想定され、2024年までは完全に彼の政権が続くだろう。現在58歳のプーチンは任期満了になってもまだ70歳なので、これはもう完全な国家元首だなぁ。単なる政治家の域を超えている。
今回、現職のメドベージェフに「後任はプーチンにお願いしたい」と言わせたのも、2000年にエリツィンが同様のことを発言したのに酷似してるから、プーチン流の根回しが如何にタイトなものであるかは想像に難くない。
実際、ここ10年の間、私が考えるに、現有の政治家で最も優れた指導者はプーチンであると断言せざるを得ないのだ。
アメリカの威信が地に堕ち、イスラム圏の諸国が力を持ちはじめ、ユーロ諸国が混沌とするなか、中国とロシアが政治的影響力と支配力を行使できる新スーパーパワーになり得ると思っている。
地球温暖化により、シベリアの国土が世界の穀倉地帯としての可能性を広げ、世界の食糧事情はロシアの思うままになる可能性が出てきた。広大な国土、肥沃な土地、2億人程度の人口、あらゆる資源を埋蔵し、強い指導者を戴いたロシアが右傾化とともに世界のセンターポジションに立つ日はそう遠くないだろう。中国に対しては食糧の輸出国としての立場をうまく利用し、共生しつつ各地で起こる小規模な紛争の武器輸出国としての地位を不動のものとし、かつてのフランスがやったことと同じかそれ以上の役割をロシアが果たすことは目に見えている。
政治の天才、武道家であるが故にフィジカルにも強く、女性にもモテ、マスコミ操作は得意中の得意。なので国民にも人気が高いプーチン…。
日本にプーチンのよーな政治家がいたら、行政改革など1年足らずの間にやってのけるだろう。仕事のスキルはルノーのカルロス・ゴーン以上だろうから。
でも、自殺者は続出するだろうねぇ。

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