2012年2月9日木曜日

日産自動車。

ドル円は、もう昔ほどの重要性はないにしろ、1ドル79円90銭でカウントした日産自動車の通期の税引後利益は2900億円程度になるようだ。これは国内首位であり、トヨタを抜いて日産自動車が業界のリーディングカンパニーになったとゆーことを表す。日本にいたら、寝耳に水のこの話、私は2ヶ月前に中国沿岸部と内陸部を視察してきたので、当然だと思っている。
首位が入れ替わったとゆーよりも、カルロス・ゴーンが仕組んだ販路が着実に成果を出してきているとゆーことだろう。上海でも洛陽でも、日産車と現代自動車がウジャウジャ走っていたのにトヨタ車はついぞ見ることはなかった。彼はブラジル、ロシアでも販売網を確立させつつあり、インドにも地元合弁で、日産は大規模な工場を稼働させており、既に巨額の売り上げが立っている。個別の部品にしても日産はルノーとの合弁会社を使って、世界中の部品会社から必要な数量を格安で仕入れるシステムを導入しているので、実に如才ない。
幹部の45パーセントが非日本人で占める日産自動車は、すでに日本の企業ではないのかもしれない。ことほどさように、企業は人で変わる。JALも稲盛さんが黒字化に漕ぎ付けたようであるし、この原理原則は過去も未来も同じであるようだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿