2012年9月8日土曜日

東京芸術劇場。


オフィスの仲間である鈴木芳子さんがチェロで出演するので、チケットを買い、出掛けて行った。演奏は立教大学OBが創ったフィルハーモニックアンサンブル管弦楽団で、会場は池袋西口にある東京芸術劇場大ホールだ。
このホールは9月に改装したばかりで、写真のよーに見事な佇まいなのだが、音が、もー最高ってゆーか信じられないくらいの秀逸さを醸し出しているのだ。弦の響き、特にチェロとコントラバスのよーに地べたを利用する楽器が特に良く、舞台はピアノの響板のよーに振動するので、月並みな表現だが、ホール自体が恰も1つの楽器のよーであった。
モーツアルトの交響曲39番の冒頭のティンパニの音、さざ波のよーなヴァイオリンとビオラの響き。音のバランスも良く、前回、五反田でやった「バラの騎士」よりも私には聴きやすかった。アマチュアのオケとしては最上級の演奏であったのではないか。
2曲目はブラームスのドイツレクイエムで、これは5大レクイエムのなかでの位置付けがどーなのかは知らないが、終わりそうでなかなか終わらない微妙なエンディングらしき調べを複数回繰り返すため、この曲が好きになれないリスナーもいるんじゃないかと推測できる。
この楽団のフルート奏者は、フレーズの頭の食いつきが早過ぎ、逆にトロンボーン奏者は2人ともアタックが遅い。そこが凄ーく気になった点だが、私の勘違いだったらゴメンネ。ともあれ、非日常の世界を格安で味わえたことに感謝をしたい。鈴木芳子さん、ありがとう。

0 件のコメント:

コメントを投稿