今日は息子の20歳の誕生日だったので、結構、印象に残る日なんだけど、武富士が会社更生法の適用を申請した日として、衆目の記憶に残る日となった。たった300億円のSBの償還に応じきれず、デフォルトの轍を踏んでしまった。なので、スタンダード・アンド・プアーズ社の格付けは、本日付でダブルCからDに変更になった。
隔世の感がある。バブル期、創業者はフォーブズ誌において世界の大富豪と崇め奉られ、20代前半の女店長が年収800万円の高収入を取っていた上場企業がこのテイタラクである。過払い金の要求にも、これでは応じられないから、社会的な存続意義を失った会社は、退場を余儀なくされるのだろう。
てなわけで、サラ金のレーゾンデートル(存在証明)は、最早、無きに等しいってことだな。そもそも、フランスとかドイツにはサラ金なんてものが、無いのだ。銀行が、その役割を負っていて、バングラディシュのグラミン銀行みたいな事細やかさは期待できないものの、サラ金的な要望には真面目に応じているのが現実だ。建前国家の日本も、そろそろ本音で銀行行政の指導に当たるべきだし、日銀からの仕入れ値が格安なわけだから、この商売、やれば無茶苦茶に儲かるはずだ。
てなわけで、武富士が市場から退場するのかと思いきや、業務は続けるだろうし、案外、この会社、復活しちゃったりしてねー。
何だか、よくわからんわ。
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