2011年4月24日日曜日

死。

この数日間で死亡した有名人のうち、個人的にインパクトがあった3人を挙げるとしたら、キャンディーズのスーちゃん(田中好子)、ソニーの大賀典雄元会長、インドのサイババだ。
この中で一番不幸だったのが、おそらくだけど、55歳で亡くなったスーちゃんで、あとの2人は80歳以上生きたのだし、もの凄く幸せな人生を全うしたのだと思う。
ソニーの大賀会長は私財を投じて軽井沢に大賀ホールなる劇場を寄付したり、社会貢献を沢山やった人だと思うけど、サイババは浄財と称して、かなり手広く金儲けをし、蓄財に余念が無かったのではないかと思う。写真はサイババの自宅で、当然だけど私の家より遥かに広大だ。
手のひらから白い粉を出したり指輪を出したりするので、一時、手品ではないのかと批判されたが、現在では、手品ではないとゆー結論に至ってはいる。
サイババは宗教家としての顔と市民活動家としての顔を持ち、後者の活動としては、小学校から高等学校までの一貫教育の無料提供、水道設備を始めとするインフラ整備や、その他社会奉仕事業は世界各国で高く評価されているので、あながち金儲け至上主義の宗教家とは言えず、彼らとは一線を画すようだ。しかしながら一方でしっかりと金を集めているところは、いかにもヒンズー教の二元論を地でいく感じがしないでもない。
バリ島に行った際、私はヒンズー教にちょっとだけ触れた経験があるのだが、そのとき、象徴的な話を聴いた。「あなたの目は白いところと、黒いところで出来ている。白だけでも駄目、黒だけでも駄目。両方があるから、目が見えるのです」とゆー教えであった。
いいことも悪いことも両方認める。お金儲けも可、奉仕、寄付も可。結構、融通の利く宗教なんだなあ、ヒンズー教って。
厳格な教えで、一般大衆をフィックスしたところで、その厳しい気候風土に照らしてみると整合性に乏しく、継続が不可能なんだろうなーって思う。
ところで、サイババのアフロヘアーって昔のモータウンレーベルの歌手みたいだな。
末筆ながら、3名のご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

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