ついさっき、市役所の収納課に固定資産税を納めてきた。この金の一部が連中の給与になるのかと思えば、死に金のよーな気もするけどしょうがないなあ。つまんない居酒屋で勘定を支払う時のよーな切ない気持ちになる。お金に対するいとしさとせつなさはあるのだけれど、役所に対する心強さはない。
収納課に踵を返して、出口へ向かう途中、ふと気が付いた。地デジ相談窓口なる特設ブースがあるではないか!係りのオネエサンに向かって、お爺さんが「テレビが映らなくて、不安だ」と文句を言っていた。話を要約すると、「聞いてないよー!」ってことらしい。
それはそうとして、手持ち無沙汰にしている隣の係りのオジサンに質問してみた。
「地デジチューナーってタダでくれるんですかぁ?」と私。
「条件がありまして、非課税の方と生活保護を受けられている方には無料でお渡しできます」とオジサン。
「お店で買ったら、いくらぐらいの物なの?」と私。
「4000円か5000円ぐらいじゃないでしょうか…」とオジサン。
なるほど、私の固定資産税の一部は、こんなところにも使われてるのか。なんとも、後味が悪く、市庁舎を出た。懐の淋しくなった私は、昼飯のカツ丼を我慢し、「すっきり飲みやすい・十勝のむヨーグルト」をコンビニで買い、すっきりとしない心持ちでストローを刺し、ゆっくりと飲むのであった。節約節約。
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