2010年11月9日火曜日

低成長戦略。


低成長戦略、或いは戦略的低成長。これ、昨日、千駄ヶ谷のIT社長と喋っていたときに出たニューワードだ。彼のことは5年ほど前から知ってはいるのだが、その間、1回も会っていないのでその活躍ぶりは共通の知人を介してとか、ネットで確認とかして何となく匂いだけは嗅いでいた。
今回、彼のオフィスに出向いて1時間ぐらい面談してわかったのだけれど、屍の多いIT業界で彼が生き残れたのは、本当に必要なことだけを吟味して少しずつ業務を拡大していったからだと思う。この6年間で渋谷周辺で3回の事務所移転、そしてここ1年は千駄ヶ谷に腰を落ち着けて業務を行っている。従業員は毎年1人ずつ増やし、いまは6名。本当に手堅い。衝動に駆り立てられて豪華な職場環境を演出してしまう類の経営者が多いIT業界の中では異色の存在だ。
「うちは低成長戦略ですから」。何の衒いも無く、彼はそう言った。究極の自然体。無理も無駄もしない。なるほど・ザ・なるほど、だな。
一回り若い、経営者から学んだ小1時間であった。結局、保険は売れなかったけどね。
さぁ、今日は四谷の広告代理店の女性経営者に10時のアポだ。しっかりプレゼンして、なるたけ早い時期に成果を出せるようにしたい。私も戦略的低成長で、確実に収入を伸ばしていこうと思っている。以上。

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