合資会社猫の手とゆー1枚のビラが私の家のポストに入っており、そこには家電の廃棄、不用品回収、エアコン取付、家具の移動、樹木伐採、草刈、リフォーム、ゴミ出しやりますって書いてあった。
手書きのショボいビラと「猫の手」とゆー名前に親しみを覚えた私は、早速、電話をしてみた。地上4m地点から横に伸びたオリーブの木の枝を1本だけ、切ってもらいたかったのだ。プルルルル。
すると、大久保さんとゆーおじさんが電話口に出た。こちらの要望を説明すると、「じゃ行きますけど、なにぶん脱サラなもんで、できることとできないことがあります」だって。何だか胡散臭い。
あまり期待しないで待っていると、20代の息子とおぼしき青年を伴って、彼は来た。2人とも白いヘルメットを装着している。
で、値段の交渉。
「旦那さん、若いじゃないですか、自分でできるでしょ?」と大久保氏。
「できないから呼んだんだよ」と私。
「4000円でどうですか」と大久保。
「だったら植木屋と変わらないじゃん」と私。
「うーん、3800円では?」と大久保。
「駄目駄目」と私。
「じゃ、3500円!」と大久保。
「ま、いいか」と承諾。
交渉成立から5分後、長い梯子を息子が運んできてオリーブの木に立てかけ、親父が登っていく。梯子は息子が下でガッチリ押えている。1分後、ボキっと音がしてオリーブの枝の塊が落ちてきた。
「簡単でしょ」と上から大久保の声。
最後に金を受取り、家の前を掃いた後、木の枝を担いで親子2人は帰って行った。
高くも安くも無い微妙なコストではあったが、後でオリーブの木を眺めてみると、全体のバランスがすこぶる良くなり、立ち姿が美しかった。満足度500パーセントの、感動してもいいくらいの仕上がりだ。ホームセンターで1万円の梯子を購入して自分で切ることも当初は考えたのだが、危険が伴うのでアウトソーシングすることにして、結果、成功裡に終わった。
これって、WINWINの関係?
ま、「猫の手」を借りて本当に良かったなーって現時点では思っている。ありがとう。
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