2011年2月7日月曜日

竹中平蔵。

竹中平蔵のセミナーを聴いた。私の所属する会社が主催の「日本企業の生きる道」とゆーテーマのやつ。
結論からゆーと、日本企業はグローバル化に対応してくださいってことだった(当たり前じゃんねー!)。で、ダボスで行われた世界経済フォーラムの話。このイベントは毎年1月にあり、そこでのタタキ台に上がった議題がその年のG8とかG20での検討課題になるようだ。毎年1月にあるってことで、所謂、各国経済の定点観測ができるから、皆が集まるらしい。今回、イギリスのキャメロン首相が原稿を少ししか読まず、並居る記者たちを相手にフリーの質問形式で応じて、明確なディベートで男を上げたのに対し、菅総理は自分がどのよーにして総理大臣になったのかを説明しただけだけで終わったみたいだ。国のIRの場である国際会議を何と心得るんだろう?自分のPRしてどうするの?
現在、一次産品の高騰で、貧困層は小麦を買えない。だからチュニジアとかエジプトでは現政権にNOの意思表示が噴出するのだし、新日鉄と住金が合併せざるを得ないのも、スケールメリットを活かして原材料の価格決定権を死守したいってぐらいのインフレの萌芽が原因であるのに、唯一のデフレ国である日本は、そのことには極めて疎い。なぜそうなってるのかがニュースにならない。相撲協会はどうでもいいよ。世間の耳目を消費税増税から逸らそうとするマスコミの魂胆がミエミエじゃん。
未成熟なまま政権交代してしまった結果、政権それ自体のフレームが破綻してしまっているので、マニュフェストのどこにも載っていないTPPと消費税をセンターに置いてしまう愚を犯したまま時間だけが過ぎて去っている。
そもそも、デフレを放置したままで消費税を上げてもそれほど大きい効果は得られないのかもしれないなぁ。小泉純一郎がギリギリの交渉力で落とし込んだ普天間問題を蒸し返してコケちゃった鳩山さんの失政とゆーか、ノーテンキさは横に置いておいても、菅内閣は発足4ヶ月で組閣をやり直して何の意味があるんだろうかとも竹中さんは言っていたなあ。
ただ、竹中さんも未だに1400兆ある個人金融資産のうち、金利を1%上げることで14兆円のお金が捻出できるって間違った発信をしてたけど、そんなことしたら予算が組めなくなるってば!国債費を幾ら計上しないといけないか、わかってモノを言ってるんだろうか?
この人、やっぱ、過去の人かもしれないねぇ。
ま、どっちにせよ有楽町の読売ホールで1時間喋って、幾ら貰ったんだろうか?そっちのほーが気になるよ。以上。

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