東京も久方ぶりに雨が降っている。正確には松戸だけど、東京ノースエッジ松戸ってゆーことで許したもれ。
ここんとこ、本当に雨が降らなくて、庭木に水を与えるのが日課になっていた。冬の乾燥は植物にはすこぶる悪いってゆーのを知っているので、今夜の雨は恵みの雨だ。
今日はなんとなく嬉しいし、時間的にも余裕があるので、マティーニをつくってみた。実は、自分でつくるマティーニほど美味い飲み物はないと思っていて、いつも通り、ノイリープラットをカクテルグラスにチョット垂らして全部捨て、ビーフィータージンを注ぐだけで出来上がり。氷は使わない常温のマティーニだ。このやり方は昔、パレスホテルにいて、後に仙台ホテルのバーテンダーになった内畠善道さんとゆー師匠から教わった。1年ほど前に、ガンで亡くなっちゃったんだけど、この人からは本当にいろんなことを教わった。カクテルのバリエーションやレシピだけじゃなくって、グラスの淵の厚さや温度で味が変わってしまったり、人間の錯覚を利用することでプロは仕事してるってことをこっそり教えてもらったよ。あの世でもみんなにカクテルをつくてあげてるんだろうか。合掌。
写真は私の大好きなオランダのスーパーモデル、ドウツェン・クロース。前に歩いて出てくるだけで金になるヨーロッパの至宝だ。なんでもそうだけどプロは一捻りある。恵みの雨のよーなタイミングも当然ながら身につけているから、有難さは凡百と差別化されて当然だ。そして、いいものは常に濡れている。花も絵画も音楽も料理も犬の鼻も、アソコもだ。
やっぱ、お湿りは必要不可欠なんだなぁ。
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