席を譲るときのタイミングは大事だ。JR山手線の車両内での出来事。今日、私はJRで松戸から有楽町、有楽町から南千住、南千住から北千住、北千住から路線バスで足立区宮城とゆー所へ、またそこから路線バスで田端へ、JR山手線で田端から有楽町へと乗り継いだ。少し疲れていた。この後、再びオフィスに戻って設計書を打ち、東京メトロ有楽町線の有楽町から麹町に行かねばならないアポもあった。
そんな状況で田端から有楽町までの、JR山手線を利用したのだ。私だって座りたい。そーゆー時に限ってお婆さんが私の目の前に立つ。私は座高が高く、お婆さんは基本、背が低いので目線が同じになるケースが多い。
目が合う。「アンタ席譲りなさいよ」とゆー顔のクソババア。「代わってくれたら嬉しいんだけどなー」とゆー雰囲気のノーマルのお婆さん。「あなた、私をこのまま立たせておくわけ?それでいいの?」とゆーオーラ全開の令夫人様系婆様、などいろいろだ。
めんどくさいなあと思いつつ、善行は保険の新契約につながるとゆー祈りにも似た思い込みから、疲れた身体を騙しつつ「どーぞ」と言って席を譲ることが多い。この日は日暮里で、ある婆さんに席を譲った。その後、すぐ横で私が立っていると鶯谷で私の前に座っていたサラリーマンがおもむろに席を立った。すかさず私が座る。
上野。小汚い老婆が私の前に立つ。「どーぞ」と私。「ありがとう」と老婆。私は、また少しずれて吊り輪を持って立つ。御徒町。私の前に座っていた女の子が降りた。私は座る。秋葉原。何事もなし。
神田。私の前に派手なババアが。仕方なく席を譲る。お礼の言葉が無い。感謝の気持ちもない。懺悔の値打ちもない。なんだかわからない。
有楽町で下車する私の後姿は、やや右肩が下がっていたかもしれない。
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