2011年8月13日土曜日

第42回ヤマノビッグバンドジャズコンテスト。

これを観ないってゆーことは夏の大きな損失であるので、本日、大宮ソニックシティ大ホールまで行ってくる。詳細は後でね。(中断)
で、今日は時間も無くて、かいつまんででしか聴けなかったので、まずはそこらへんを最初にお詫びしておくよ。
明日の日曜の部は観に行けないし、今日の前半で愉しみにしていたバンド、東京工大のロスガラとか、同志社のザ・サードハードとかをスルーしちゃったのでこのブログは片手落ちなんだわ、正直言って。でも堪忍堪忍。
私の聴いた10校。
1 大阪大学 ザ・ニューウェイヴジャズオーケストラ
 2曲目の「ステラ・バイ・スターライト」の失敗が全てであった。バンマスのリードトランペッターは調子が悪かったのか、実力が伴わなかったのか1曲目のアップテンポなソロでもコケまくり、2曲目に至っては途中で演奏を中止してもいいくらいのズッコケであった。41回大会でソロを吹いたラッパの彼の好演が耳に残っていただけに残念至極であった。トランペットをフィーチャーするのは、やはり極めてリスクが高く、本人の出たがる気持ちと実際の実力が噛みあっていないと名門校でも間違いなく馬群に消える。コンテストの難しさってゆーより、練習でできないことが本番でできるわけがないとゆー見本のよーな演奏であった。合掌。
2 金沢大学 モダンジャズソサエティ
 全体に元気が無く、おとなしい演奏に終始した。全部、メゾフォルテ。なので煮えきらなかった。君ら、ジミーなんだよ。
3 学習院大学 スカイサウンズジャズオーケストラ
 おしなべて、お嬢さん的な演奏であった。洗練されているとゆー表現が適当ではない感じの中途半端なジャズだね。ただし、可愛い女の子が何人かいた。遠目だけど…。
4 早稲田大学 ハイソサエティーオーケストラ
 音は硬質ってゆーか、全体に遊びが無くプロに近い演奏であった。でもね、イマイチ楽しめないのは虎が多いからかな?外人枠と言ってもいい。他校から借りてきたプレイヤーにかなりの負荷をかけ、全体の水準を維持する愚。審査員の前田憲男先生からもご指摘のあった通りだ。東大や日本医科大のバンドなら許されるのだろうが、早稲田は巨人軍なんだから純血を守りなさいよ!
5 慶応義塾大学 KMPニューサウンドオーケストラ
 慶應とゆーとライトだけど、最近はKMPも演奏が安定してきており、十分な実力があるといえる。でもね、今年の選曲にはもうひと捻りが欲しい。もっとセンスの良さを前面に出さないと、この東京の学校がこのステージに出てくる意味がない。
6 上智大学 ニュースウィングジャズオーケストラ
 年々上手くなってきているバンドの一つ。今回はトランペットセクションに2人ハイノートヒッターを揃え、全体ってゆーか、音の輪郭がくっきりと締まって聴いていて気持ちよかった。ほぼ全員が愉しそうに演奏をしていて、チームとしてのまとまりってゆーか、仲のよさが感じられてハッピーな空気が流れていた。上位に入ってもおかしくないんじゃーないの。
7 甲南大学 ニューポートスウィングジャズオーケストラ
 私の地元神戸の大学で、偏差値的にも私が入学することが可能だった関係で、本学で32年前に、私自身がヤマノのステージに立っていた可能性も無くは無い(トロンボーンでね)。今年の演奏は例年通り、センスらしきものは感じられたけど、重厚さがやはり足りない。こんな音では、何年たっても同志社に追いつくことはできないだろう。そこが致命傷であると指摘しておく。
8 青山学院大学 ロイヤルサウンズジャズオーケストラ
 演奏開始時にシンセサイザーのセッティングに手間取り、進行を大幅に遅らせた気配りのなさが、まずもって減点の対象だ。選曲ってゆーか、これは個人的な好みの問題だけど、昔からこの学校のバンドが好きくない。最近の傾向だけど、メンバーの大部分が女で、ここは特にガールズバンドになってしまっている。なので野太いジャズをつくれない訳だ。イマイチ。
9 立命館大学 RUスウィンギンハードジャズアンサンブル
 同志社と並ぶ京都の伝統校で、昔から私の好きなバンドの1つ。今年3年生になったトロンボーンの彼の、ほのぼのとしたサウンドに今年も癒された。すごくまとまりがあって、私のよーなオールドファンにも楽しめる演奏をありがとうと言いたい。但し、いつもながら瞬発力とゆーか、ダイナミクスに乏しいバンドだねぇ。
10 明治大学 ビッグサウンズソサエティジャズオーケストラ
 私が学生なら絶対に入りたいバンドがここ。今年は女性トロンボーンに突出した逸材を発見。最優秀ソリスト賞は彼女が取るんじゃーないのかなぁ?去年はとゆーか、例年ホーンセクションに荒削りもしくは大雑把な吹き方が散見されたけど、今年は音の切れ目とゆーか、音の長さがピタッと揃っていて完成度が高かった。音楽をよく知ってるってことだな。
なので、優勝候補の一角として大プッシュしたい。全くもって、素晴らしい演奏であった。正直、感動したよ。
今日は時間の関係で、ゲスト演奏のエリック宮城EMビッグバンドの模範演奏を聴けなかったことが唯一残念だったが、平成生まれの学生達の熱気溢れるエネルギーから勢いを貰い、すこぶる有意義な1日となった。
ありがとうね。 

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