GWの後半で3冊の本を読んだ。いずれもブックオフ・アキバで買った新書で105円コーナーのやつ。1番よかったのが斉藤一人「ツイてる!」、ふつうだったのが山田真哉「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」、サイテーだったのが福田健「人は話し方で9割変わる」であった。まあ、105円だからどーでもいいんだけどねー。
で、さおだけ本は会計のエキスを凝縮ってゆーか、ま、試供品を舐めた程度の本なんだけど、期待値が大きかったため、正直、がっかりした。
いかに、会計の世界に人材がいないかを証明したよーな本だなぁ。羊頭狗肉って感じかな。
で、エピソード1の「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」で利益の出し方を、エピソード2の「ベッドタウンに高級フランス料理店の謎」で連結決算を、エピソード3の「在庫だらけの自然食品店」で在庫と資金繰りを、エピソード4の「完売したのに怒られた!」で機会損失と決算書を、エピソード5で「トップを逃して満足するギャンブラー」で回転率を、エピソード6
の「あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?」でキャッシュ・フローを、エピソード7の「数字に弱くても数字のセンスがあればいい」で数字のセンスについて、それぞれ説明している。私にとっては目次を見た段階で内容が想定でき、読んでみて、なおかつそれを凌駕するサプライズがなかったため、拍子抜けするくらいにわかりやすかったのだが、この本を絶賛してる一般大衆加瀬大周は裸の王様に出てくる沿道のギャラリーと同じで、程度が低過ぎるんだよ、全く。
貸借対照表は所謂、複式簿記でイタリアのジェノバで生まれたってフランスのジャック・アタリが言ってたけど、その左側の資産のことを使用総資本と言ってみたり、右側の下の資本のことを株主資本、自己資本、純資産と言い換えたりすることもあって、同じ内容を異なる文言で表したりするから、会計のプロたちも鮨屋の大将と同じでテクニカルタームを用い過ぎるキライがあって厭ーな臭いがプンプンするしー、なんだかこの業界、とっつきにくいってのが私の本音だな。
ま、カツマ本のよーに目の離れた変な顔の女の写った襷が付いてないだけマシなのかもしれないなぁ。その程度だよ。
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