松戸市斎場でしめやかに行われた小池俊夫氏の告別式に40分遅刻して出席しました。
朝9時からの式に出席するため、前職の会社の元役員のお歴々が8時30分に到着しているにも拘わらず、地元に住んでいる私が斎場入りしたのは9時40分。理事職にあった直属の元上司からは「相変わらずやな」と呆れられたものの、喪主である奥様からは「よく来てくださいました」とのお言葉を頂戴し、なんだか複雑な気分で最期のお別れをしました。
その後、式自体は、つつがなく終了しましたが、出来の悪い部下を持った小池さんは、あの世で苦笑していることでしょう。間違いありません。
終了後、外でタクシーを待っていた時、ふと振り返ると建物の真上に異形の小雲が…。
実は告別式会場の真下が、火葬場になっていて、ご遺体を焼いた煙が煙突から立ち昇っていました。その様は、恰も晴天の空へと向かう大蛇のようにゆっくりとうねっていて、黒い煙の動く姿を、言葉もなくただ目で追うしかありませんでした。
小池さん。相続、年金、保険その他の手続きのお手伝いと傷心の奥さんへのサポートをしっかりとやることで、今日の失態を許してもらえますか?
他の参列者からも、小池さんが1番可愛がっていた部下は私だったとゆーことを知らされ、ただただ申し訳なく、しんみりと、自宅書斎で黒糖焼酎を飲んでいます。
そちらの世界へはあと40年くらいしたら伺いますが、それまでは趣味の社交ダンスの研鑽に励んで時間をつぶしておいてください。
私は、あなたの部下でよかった。
大好きな小池さんへ。
さようなら。
そのように思うことが出来る方がおられるのは、羨ましい限りです。しかし、大切なモノはいつも無くなってから大切であったことに気づかされるのですね… ご冥福をお祈りいたします。合掌
返信削除ありがとうございます。ご厚情に感謝します。
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