五反田の「ゆうぽうとホール」にて、クラシックのコンサートがあった。出演したオーケストラは立教大学のOBが中心になって設立されたアマチュアのそれで、まあまあの演奏を聴かせてもらった。ありがとう。
演目はブラームスの交響曲第2番とグリークのピアノソナタとリヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」の3曲で、アンコールの曲は用意されてなかった。なので、コンサートは正味3曲で終わった。
で、ブラームスの2番とゆーと、トロンボーンとチューバに聴かせどころの箇所が数ヶ所あって楽しみにしてたんだけどー、そこはアマチュアバンドの哀しいところ。イマイチ迫力が伝わってこなかったり、タイミングがジャストでなかったりの微妙な演奏に終始していた。
ところで、アマチュアのオケが立派なコンサートホールを借りて名曲にトライするって場合、自前のメンバー自体が弱いパートは特にだけど、トラ(助っ人)を借りてこないといけなくなる。学生においても、東大のジャズバンドに国立音大の奏者が混じっていたりするのと同様のケースがままある。
これって、高校野球で青森県代表のチームの選手の出身中学が大阪や兵庫だったり、大学駅伝でケニア人の留学生が走ったりしてるのに似てるよね。
そこまでして勝ちたいか、そこまでしていい演奏がしたいかってゆー観点に立つと、うまく考えがまとまらなくなるのだが、理想を言うとやはりオリジナルのメンバーで、正直ベースで勝負するべきなんじゃーないのかなと思う。そのチームやバンドには、それなりの歴史とゆーか、カルチャーとゆーか持ち味がある筈だ。なので、目先の体裁を繕うよりも、もっと大切な何かを一般に問うたほーがいいって気がするからだ。
最初のオーケストラの話に戻るけど、時間をかけて1曲1曲の練習をして、オリジナルのメンバーの質の向上を図れば、それは決して不可能なことではないと思うので、来年は賛助出演とゆー名のトラはゼロにしてオリジナルのメンバーだけの音を聴かせて欲しい。
辛口でゴメンネ。
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