ずーっと前から欲しいと思っていた2つが、この安宿にはあった。スコットランドの北の果て、インヴァネスの「バズパッカーズ・バックパッカーズ」とゆー名のホステルに写真のノルウェー・ヨツール社の薪ストーブと横長のサンルームがあったのだ。偶然とゆーのか引き寄せとゆーのか判らないが、この宿に吸い寄せられるよーにして来てしまったのだ。
ロンドン・ヒースロー空港経由でグラスゴー空港に着くや否や、即、アイラ島行きのチケットを購入をしようと担当のカウンターに行ってみたものの、往復171ポンドとゆー高値を提示され、塩を振られたナメクジのよーに萎えてしまったのだ。しかし、私は立ち直りも早い。ハイランドの古都、インヴァネス行きを決断するのに3秒もかからなかった。
実は、5年から7年ぐらい前の話をしなければいけない。当時いたオフィスの日本橋本町に程近い、水天宮近くにあるロイヤルパークホテルのバーに通っていた頃、あるドイツ系の商社マンと知り合った。いろいろと話をしていくうちに、どういう流れだったか想い出せないけれど、彼が私に「インヴァネスに行きなさいよ」と勧めるのだ。
「何で?」と訊くと、「行けば解るから」の答。彼はそれ以上語らず、私も話題を変えた。
しかしどうしても、そのサゼッションが私の心の奥襞に引っ掛かっていて離れなかったのだ。
てなわけで、アイラ島断念の第2案としての動機は充分であるとゆー変な納得の仕方で、グラスゴーに1泊した翌朝、北の玄関口、クイーンストリート駅からインヴァネスに向かった。
結果はどうかって? 写真に映る私の表情が示す通り。帰国したら商社マンの彼のアドレスを見つけ出し、連絡を取り、ありがとうとだけ言いたいと思っている。
0 件のコメント:
コメントを投稿