2010年3月3日水曜日

禁煙。


30歳の誕生日をもって、禁煙をし、以来20年弱、煙草を1本も吸っていない。だから煙草増税には大賛成である。1本100円ってことにしたら1箱2000円ってことになり、1日1箱吸う人は月に6万円かかるから、おそらく大抵の人は、やめてしまうだろう。
神戸にいた高校生の頃、ダンシングパブやディスコでコークハイとか薄い水割りとかを5杯も飲めば、千鳥足になり、ろれつが回らなくなった。煙草もなんとなく吸っていたのだが、そのころはファッション感覚だったので美味しくもなんともなかったのだが…。ところが、大学生になると毎日が飲めや歌えの大騒ぎで、キャメルやショートホープを1日に30本とか40本吸うようになり、悦に入っていた。
その後、某証券会社に入社し、入社4年目にバブルが来て割烹や料亭、鮨屋にホテルのバー、クラブなどに入り浸るよーになった。このままいくと、収入は鰻登り鯉のぼり豊登で、戸建の持ち家は当たり前、海外にコンドミニアムを普通に所有するくらいになると思っていた。事実、日本刀を買ってみたり、投資用に業務用するめいかを300万円買って倉庫にプールしてみたり、ゴルフ場のメンバーになって月例の競技会に出たり、毎週末温泉旅館に宿泊し、年に2回の海外旅行は欠かさないくらいの派手な暮らし向きであった。ビートたけしがテレビで「コマネチ」ってやってた頃だよ。
で、29歳の夏。会社でくわえ煙草で顧客に電話していたときのこと。当時の支店長に「態度が悪い」と言われブチギレてしまう。今から思えば叱られて当然なのだが、1人で年間1億円以上の手数料を上げている小僧が横柄になるのは、ごく自然な流れだったよーに思う。
1990年8月18日の朝礼で突如、「喫煙コーナーを設置する」旨の通達があった。つまり自分の席で煙草を吸ってはいかんってことに!この支店長、在任中の仕事は喫煙コーナーの新設と支店長室の模様替えだけだったのだが…。てなわけで、生意気盛りの私としては喫煙コーナーの利用は絶対にしたくなかったのだ。その日を境に、固い決意で禁煙をローンチさせたわけよ。
お陰で、今の今まで煙草を吸っていない。だから寿命も5年は延びたであろうし、このバカ支店長には今では感謝してもいいくらいだな。サンキュー。

0 件のコメント:

コメントを投稿