2011年1月21日金曜日

他人の歌。

さっき、保険の見込客であるWEB製作会社の社長と、お互いの音楽の才能の無さについて電話で喋ったばかりなんだけどー、こればっかりはしょうがないって結論に達した。
最近、部屋でトランペットを練習していて、壁にブチ当たってばかりいる。まいったなあ。こればっかりはメイバンファー(しょうがない)。そしてハオレーヤァ(疲れた)。
ところで、昨日、YouTubeで中森明菜の「難破船」を鑑賞して、感動のあまり涙が出そうになった。これって、彼女の存在から滲んでくるストーリー性だけじゃなくって、シンガーとしての彼女の才能が私の涙腺を刺激したからだよねぃ。加藤登紀子が歌ってもそれなりに良いのだけれど、青は藍よりいでで藍よりも青しだなって思った。
で、同じことが、他の曲においても言えるんじゃーないかなーって、ちょこっと考えてみた。手元に資料がないので思いつきで書いてみるわ(From丸の内)。
まず、エディット・ピアフの「愛の讃歌」を歌う美輪明宏。これはもう文句なしでしょ?完璧な仕上がりだもん。あと、黒沢明とロスプリモスの「ラブユー東京」を桑田佳佑が、越路吹雪の「サントワマミー」を忌野清志郎が、上田正樹の「悲しい色やね」をブラザー・トムが、それぞれの味を出しつつ見事に料理してみせている。こーゆーのはOK。
だけど、山本リンダの「どうにもとまらない」を米米クラブが歌っても、ちょっとしたサプライズだけで簡単に止まってしまうのはご愛嬌だね。捻りがないよ。うーん、あと何だっけ?玉置浩二の「サザエさん」って、良かったよーな気がするけど、思い違いかしら…。それと、平井堅の「大きな古時計」。これはこーゆーのもアリかって、全国の勘違い君を多数輩出してしまったとゆー意味で、マイナス面の方が大きい。飲み屋でこの曲を歌う気持ち悪い若い男が多数散見され、酒が不味くなるもん。最低。
あと、何があったっけなー。そうそう、1曲凄いのがあったよ。加山雄三の「君といつまでも」を憂歌団の木村充揮が歌うバージョンだ。玄人筋からは超メジャーなキムラタンだけど、一般的にはマイナーな存在かもしれない。が、そんな一般ピープルには「大阪ビックリバーブルース」を聴いて欲しい。発見があるかもよ。木村ワールドの「君といつまでも」は音楽的にはかなり深い。それは才能のない私にだって理解できる。
この「君といつまでも」を木村バージョンで現在、練習中なので仕上がった暁には、私の身近にいる人は無理矢理聴かされるだろうから、覚悟しておいてよ。
ことほどさように、後世に残る楽曲はクラシック音楽みたいなものなので、手を変え品を変え、いろんな人が弄くり回し、回って回って回って回るんだと思う。以上。

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