2011年3月20日日曜日

リビングルーム。

冬場は書斎に篭ることが少なく、家にいるときの大半をリビングで過ごす。
いろんなことを考えるが、私の浅薄な思考ではあまりいい考えが浮かばないとゆーのが正直なところだ。手前で寝転んでいる犬の思考はシンプルで、どうやったら少しでも多くの餌を調達できるか、どうやったら必要な分量の水を供給してもらえるか、どうやったら排便を催すジャストのタイミングで散歩に連れて行って貰えるかの3点だけなので、目的が明確でわかりやすい。あと、状況が許せばメス犬と交尾するとゆー最終目標を達成したいと彼は考えているだろう。
目先の小さな目標を達成するために、彼は創意工夫をする。私の帰宅時、高級料亭の女将のよーに床の上に伏せている。正座はできないので腹ばいに伏せて恭順の意を表している。餌がどうしても欲しいときは私の至近距離で吠える。喫緊にクソがしたいときは泪目で訴える。そうすることが1番有効なことを経験則から知っているからである。彼の思考と行動には無駄が全くなく、軸がブレることはない。人間もこーいったシンプルさで生きられればいいのかもしれないが、シンプル過ぎて逆につまらないもんね。
彼から見習うことは少しだけにして、私は自分の頭で考えよう。間違いなく、それが最善策であるからだ。

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