2011年3月17日木曜日

円高の理由。

NYのマーケットで1ドルが76円25銭で取引されたという。詳しくは日経新聞等が後追い三味線よろしく詳しく解説すろだろうから、そーゆー記事を読めばいい。
窮地に立った日本経済を象徴する円が買われ高くなりドルが売られていることの理由を一言で説明するなら、キャッシュポジションの確保ってことで合点がいくと思う。ズバリ復興に必要な円をしっかり持っておきたい。なのでドルを始めとする外貨(現物と先物)、外債、外国株式、金などを売却して円に戻す作業が短期間のうちに行われたとゆーのが少しと、その動きを先回りしたヘッジファンド(トータル的なプレーヤーを総称してこう呼んでおくわ)がドル売り、円買いのスタンスでお金を動かす。だから81円出さないと貰えなかった1ドルが76円だけ出せばOKですよってことになる。加えて3月決算の事業法人、金融法人の多い我が国では3月31日付けの貸借対照表上の現預金の勘定科目に1円でも多い円を計上しておいた方が都合がいいので、いろんな外貨商品を叩き売って、円に戻す。例年の傾向として3月1日よりも3月31日の方が円高になりやすいってゆー特殊事情はそーゆー理由が原因だってことを知っておいても損はないだろう。
復興のための原資づくり、決算書をきれいに見せるためのキャッシュフロー計上、この2つの要因が円高を誘発している。日本の成長性とか円とゆー通貨の魅力が円高を示現しているって訳ではないので、動きは注視しておいてチョー。では、保険の営業に行ってきまーす。

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